日本キリスト改革派 青森教会

青森教会は、青森県青森市浪館前田にある伝統的なキリスト教会(プロテスタント)です。教会では毎週日曜日朝10時から礼拝をおこなっております。お気軽に足をお運びください。当サイトでは、教会案内、集会案内、牧師の紹介、礼拝案内、礼拝説教とショートメッセージ、ラジオ番組などを紹介しています。

今週の論壇

■『平和の神』
 「ファリサイ派のある人々が、
  群衆の中からイエスに向かって、
  『先生、お弟子たちを叱ってください』と言った。
  イエスはお答えになった。
  『言っておくが、もしこの人たちが黙れば、
  石が叫びだす。』」 (ルカ19:39~40)


  イエスは、エルサレムに入ろうとしておられました。弟子の群れは、神を賛美しました。「主の名によって来られる方、王に、祝福があるように。」(ルカ19:38) 救いの時が来たと思って、「ホサナ(今こそ救ってください)」と叫び出したのです。(ヨハネ12:13) あらゆる奇跡を見たからです。墓から出てきたラザロも見ました。(ヨハネ12:9)
  十二弟子は、戸惑っていたにちがいありません。イエスははっきりと言っておられたからです。「今、わたしたちはエルサレムへ上って行く。人の子について預言者が書いたことはみな実現する。人の子は異邦人に引き渡されて、侮辱され、乱暴な仕打ちを受け、唾をかけられる。彼らは人の子を、鞭打ってから殺す。」(ルカ18:31~33) 
  群衆の中にいたファリサイ派の人々が、イエスに言いました。「先生、お弟子たちを叱ってください。」 それに対して、イエスははっきりと答えました。「言っておくが、もしこの人たちが黙れば、石が叫びだす。」 このときの群衆は、自分たちが叫んでいる言葉の意味を理解していませんでした。しかし、その通りのことが起きているのです。「シオンの娘よ、恐れるな。見よ、お前の王がおいでになる、ろばの子に乗って。」(ヨハネ12:15) 後にイエスの十字架を仰いで従う人々は、理解しました。
  キリストがすべてを整えて、平和の王として、エルサレムに入られたのです。ろばの子も、キリスト御自身が備えました。(ルカ19:30~34) ろばに乗る王は、平和のために来られた御方です。戦いのためには、馬に乗ります。そして、数日後、十字架の上で「成し遂げられた」と語られて、息を引き取られました。(ヨハネ19:30) キリストを信じる者たちは、神との平和の中に歩み始めます。キリストの言葉を聞き直して、キリストと共に歩み出すからです。「実に、信仰は聞くことにより、しかも、キリストの言葉を聞くことによって始まるのです。」(ローマ10:17) 「わたしたちの主イエス・キリストによって神との間に平和を得ており、このキリストのお陰で、今の恵みに信仰によって導き入れられ、神の栄光にあずかる希望を誇りにしています。」(ローマ5:1~2) 
  そのとき、確かに平和の神が、御自身との永遠の平和を成就するために来られました。
「言っておくが、もしこの人たちが黙れば、石が叫びだす。」
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